第6回となる今回のテーマは、「Wi-Fi環境の見える化の重要性」です。Wi-Fiの利便性はだれもが認めるところですが、Wi-Fi環境の安全と効果的な運用には、境界型防御対策だけでは足りず、「目に見えない領域」向けの新たな対策が必要です。そのための第1歩は「Wi-Fi環境の見える化」です。
「Wi-Fi環境の見える化」は、企業が設置したアクセスポイントやパソコンだけに思われがちですが、残念ながらそれだけではWi-Fi管理としては不十分です。
前項のイメージ図でお判りと存じますが、スマートフォンのテザリング、ポータブルWi-Fiルーターが身近な存在となり「野良Wi-Fi」が増加し、シャドーITを誰もが、何時でも、容易に構築できてしまいます。
故に、Wi-Fi領域のセキュリティを確保するには、対象エリア内に存在する全てのWi-Fi機器を「見える化」することが重要です。さらに、Wi-Fiデバイスの可視化だけでなく、Wi-Fiデバイスの接続状況=Wi-Fi通信そのものを監視することが必要不可欠です。これらの情報を可視化することで、隠れたリスクや脅威に対しより適切な対策を講じることが可能となります。
WiSASは、Wi-Fi環境の見える化を容易にし、脅威の分析から対策に至るまで一貫した管理が可能となります。
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