連載企画:Wi-Fi領域に潜む脅威と対策 <第8回:Wi-Fi常時監視の重要性>

第8回となる今回のテーマは、「Wi-Fi常時監視の重要性」です。

現代のビジネス環境の多くで、Wi-Fiは必須かつ重要なツールですが、繰り返し述べている通り、適切なセキュリティ対策が必要不可欠です。しかもWi-Fi領域の脅威は、いつ何時現れるかわからない神出鬼没であるため、断面的な診断では防げません。

世界的なセキュリティ基準の一つ:PCI DSSでは、少なくとも3か月に1度の診断が義務付けられていますが、某企業では診断日は社外秘扱いとのこと、なぜならそれ以外の日は無防備だと知らせるようなものだからとのこと。基準を満たすことが目的となっていて、本来の目的がおざなりになっています。

WiSASが提供するWi-Fi常時監視サービスの最大の特徴は、Wi-Fi環境の通信状況を、24時間365日、継続的に監視することができる点です。これにより、外部からの不正アクセスや内部のリスクをリアルタイムで検知し、企業の重要なデータを保護することが可能になります。

WiSASのコンセプトは、安全なデバイスだけに通信を許可するクリーンな環境を維持することにあります。そのため、監視拠点毎にセーフ or ブロックのデバイス管理DBを構築します。
Wi-Fi環境は常に変化するので、常時監視サービスをご導入頂いている企業からは毎月のように、データベース更新依頼が届きます。

また、多くのセキュリティ基準で要件となっているリスク検知時のアラートは、リアルタイム発報ですので、迅速なインシデント対応を可能にし被害の拡大を防ぎます。サービスによっては、リアルタイム通信遮断機能も備えています。

さらに、定期的なレポーティングの裏で、すべての通信記録をクラウド保存していますので、インシデント時のバックログ調査も可能です。取得するデータは、Wi-Fiのヘッダー情報のみですので、情報漏洩の心配はありません。

WiSAS常時監視の最新資料は、下記外部のスライドシェアサービスでご覧いただけます。
   https://www.docswell.com/s/spline-network/5RXPN1-2024-02-14-080527