デジタルフォレンジック調査では、ランサムウェアや情報漏洩などのインシデント発生後に原因究明が行われます。しかし、実際には調査を実施しても侵入経路や原因を特定できず、「原因不明」と判断されるケースが少なくありません。(最新のニュースでは約6割とも・・)
一般的な話として、その背景に現在のデジタルフォレンジックが抱える調査範囲の制約があります。デジタルフォレンジックでは、対象となるPCやサーバのディスクイメージを取得し、そのコピーを解析することが基本的な調査手法です。一方で、調査費用は一般的に端末単位で発生するため、企業内のすべてのPCやサーバを解析することは現実的ではありません。その結果、限られた端末から得られる情報だけで調査を進めざるを得ず、攻撃の全体像や侵入経路を十分に追跡できないケースが発生します。総じてデジタルフォレンジックは、ネットワーク機器のログや通信経路、Wi-Fi空間で発生した不審な通信などは調査対象外となります。
そのため、攻撃者がネットワーク機器の脆弱性や不正なWi-Fiアクセスポイントを経由して侵入した場合、その痕跡を十分に把握できず「侵入経路は特定できない」という結論に至るのも無理はありません。 近年のサイバー攻撃では、エンドポイントだけでなくネットワーク全体を悪用するケースが増加しており、俗に言う境界型の対策だけでは十分とは言えません。平常時からネットワーク機器やWi-Fi空間を継続的に監視・記録することでセキュリティ対策、並びに通信ログや無線環境の変化を蓄積しておくことで、インシデント発生時の調査精度は大きく向上します。
「WiSAS」は、Wi-Fi空間を24時間365日継続的に監視し、無線通信の変化や不審なアクセスポイントをリアルタイムで記録・可視化します。境界型対策だけでは足りない対策を補完し、見えにくいネットワーク側の証跡を調査することで、より正確な原因究明と迅速なインシデント対応を支援します。
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